代表取締役 佐藤様
有限会社佐藤
コンクリート工業
原島裕美はうちの会社にとって『兄貴』のような存在(笑)
- 原島裕美はうちの会社にとって『兄貴』のような存在(笑)
- -どのような仕事をしているのか教えてください。
佐藤:コンクリート二次製品の製造・販売ですね。取引先は主に土木屋さんだとか建築屋さん。あとは同業者にも販売しています。
-はらしま会計に税務を頼んだきっかけは何だったのでしょうか?
佐藤:前の会計事務所で原島さんに担当してもらっていたんです。原島さんが独立するってことで、少し様子を見ていたんですが、その後交代した担当と、あまりにもあわなさすぎて。それに、うちの会長が原島さんのことを気に入ってたんです。「女のくせに、俺にばっか文句言いやがって」って言うんだ けどね(笑)。
-はらしま会計との印象に残るエピソードは?
佐藤:原島さんにはやられっぱなしだもん。インパクトがあるよね。普通言わないことを 「バンっ!!」てストレートに言う感じ。「姉御肌じゃなく、兄貴」って感じ(笑)。親父に噛み付く人、初めて見たから……。男の人でそういうの見たことない。だから、姉貴というより、兄貴。
裕美:社長から初めて聞きましたね(笑)
佐藤:でも、うちなんかの会社のパターンを、原島さんは分かってくれてる。うちは仕事に浮き沈みがあるから。寒い時期は伸びていくんですけど、暖かくなると売上はグーンと下がる。前の会計事務所の担当さんは、下がると焦り始めるんですよ。そして、感情が入ってない。ロボットって言ったらいいかな・・
-その反面、原島さんはロボットではないと…
佐藤:兄貴だったし(笑)。いい緊張感で「頑張りましょう」って言ってくれる。
-今の業態になってどのくらいですか?
佐藤:コンクリートやり始めて24年。最初は、多摩川沿いでコンクリート屋やりはじめて、それからこっち(入間市)が空いたからここに来たの。型枠屋の時は、今井(青梅市)でやってました。
裕美:今も本店は青梅市で、工場は入間のこの場を借りて展開してるんです。もう20年も経ちますね。長いですよね。
佐藤:こっちに来たきっかけは、今井区の方が火事になったから。元々この場所はコンクリート屋だったけど、前の工場の面影が全然ないほど、親父(現会長)と俺で建て直したの。親父も知り合いが多いから、みんながユンボや柱を持ってきてくれてね。ほぼ手作りで始めたの。
-仕事をやっていく上で、こだわっていることを教えてください。
佐藤:お客さんに手間かけさせないようにすること。品物きれいなのは当たり前。納期に間に合わせるのも当たり前。うちの良いところは、うちで作って運んだものを、そのまま備え付けられる。でも、単純に作ればいいっていうとそうじゃない。事故が起きないように、あいだのことを考えながらやってます。よそのコンクリート屋さんに比べれば、うちは金型が扱えるので、小回りがききますよね。だからよそで1ヶ月かかるものを、うちなら1週間もあれば出来る。世の中で、金型を持ってるコンクリート屋さんは少ないと思います。
-今後、どんなことをやっていくのですか?
佐藤:新商品開発するって言っても出尽くしてるし、特許ものはコンクリートじゃ無理でしょ。でも、なんか開発できれば楽しいんだけどね。
-作るのが好きなんですか?
佐藤:物を作ってるのが好きですね。だいたい鉄物いじくって遊んでるね。例えば、従業員が「ピザ焼きたい」って言ったら、ピザ釜作っちゃう。みんな家族連れて来てバーベキューやったりするんです。
裕美:従業員の人数がほとんど変わってないですよね。でも、売上げは上がっている。
佐藤:内容が濃いから(笑)。おだててやってるとは思ってないけど、うちは伸びしろがあるやつは伸びるよね。やる気があるやつは、すぐ化ける。ひとつの仕事だけじゃなくて、色んな仕事やってもらってる。だから飽きないんだろうね。 俺は周りの人に支えてもらって、怪我なく生きていけてる。従業員も仲間の感覚。うちは営業と工場のスタッフの喧嘩とかギクシャクがないんです。それは、各々気持ちを考えながらやってるから。こっちで仕向けていったんじゃなく、自然とそうなっていったんだよね。それに、引っ張っていく若手がいるから、うまくまわっていってると思う。ひとえに親父のおかげなんだよね。おかげで今みたいなスタイルが生まれたのかなって思う。
裕美:いい会社になりましたよね。